実録！１年間のコインランドリー売上のデータ分析結果を公開します！

１年を通じての売上データの分析結果

コインランドリー開業直後に、売上傾向についてこちらの記事（コインランドリーは天気×曜日×時間 → 売上？）を書きました。ここで「１年後くらいに詳しい考察をする」と伝えていたので、お約束通り、１年分のデータを分析してみたいと思います。

売上構成比率（曜日別）

過去１年間の売上を分母に、各曜日の売上の総計を割った、売上構成比率（曜日別）です。

各曜日の売上総計　／　売上総計　×　１００

やはり、土日の貢献度が高いですね。平日では月曜日が最高で、火曜日が最低という結果になりました。先ほど触れた開業直後に書いた記事でも、僕はほぼ同様の考察をしていました。我ながらなかなか鋭いですねぇー（自画自賛）

この平日の稼働、つまりご近所の専業主婦の皆様にいかに使ってもらうか、そういうマーケティング施策が打てれば、売上の改善はできそうです。

考え付くのは、チラシや広告、そして半額セールなどでしょう。

ただ、ウチの店は小さいので、半額セールをしてお客さんが並んでしまうと、普段から使ってくれている常連客の満足度が低下してしまうリスクがあります。

ということで、開店時に１回チラシを打っただけで、それ以降は特に何もしていない、なかなか踏み出せない、というのが現状です。まぁ、あんまりガツガツしてないという僕の性格なのかもしれません。

売上構成比率（時間帯別）

１日の中で、どの時間帯にお客さんが来ているかを示す、売上構成比率（時間帯別）です。

１時間毎の売上総計　／　売上総計　×　１００

午前中の１１時、夜の２１時が最大になっています。

よく見ると１２時と２０時がその前後の時間帯と比較すると落ち込んでいますね。これは、きっと昼食と夕食の時間だと思われます。

どうやら、昼食の前後洗濯グループと、夕飯の前後洗濯グループ、という客層が存在するようだ、という予測がたちます。

ちなみに、日中では１５～１７時台の売上が落ち込んでいます。こちらは外出や買い物、夕食の準備の時間帯なので、洗濯をする時間ではない、ということでしょうね。例えばこの落ち込んでいる時間帯の売上を上げたいからと、早朝やこの夕方の時間帯だけに絞って「半額セール」を実施した場合、お客さんの本来の家事のリズムを崩してしまうことになります。

売上が高い時間もあれば、低い時間もある。そういうもんなんだと、僕は捉えています。

それにしても、お客さんの生活リズムがデータから見える様で、面白いですねー。

売上構成比率（機種別）

さて次は、どの機械がどのくらい売上に貢献したかを示す、売上構成比率（機種別）です。

各機種の売上総計　／　売上総計　×　１００

グラフのNは月を表します。要は過去1５カ月分を今月まで並べてます。

注目ポイントは、７kgの渦巻式洗濯機（青）の構成比率が上がってきていることですね。この傾向は、2018年5月時点（５月稼働報告）でも気が付いていましたが、長期トレンドでもそれが確認できました。詳しくは５月の稼働報告でも書きましたが、僕は「常連さんが増えてきたことを示している」と考察しています。ありがたや、ありがたや。

ちなみに７kgの渦巻式洗濯機の費用対効果についてご興味があれば、こちらの記事（侮れないぜ、コインランドリー縦型洗濯機！堅実な仕事ぶりで実は投資効率も高かった!）をご覧ください。

まとめ

コインランドリー開業から１年以上経過し、徐々に売上も安定して売上目標をクリアできるようになってきました。やはりコインランドリーは周辺のお客さんに、認知されて使ってもらえる様になるために、ある程度の時間は必要なようです。

客層は大きく２つに分かれます。

グループ	主な客層	利用日	利用機種
主婦型	主婦、高齢者	平日（午前中）	乾燥機：◎ 洗濯乾燥機：△ 洗濯機：×
会社員型	会社員、学生	平日（夜間） 週末（いつでも）	乾燥機：◎ 洗濯乾燥機：〇 洗濯機：◎

主婦型の人は、自宅の洗濯機で洗濯は済ませてきて、乾燥機だけ利用する方が圧倒的です。全自動洗濯乾燥機は、利用料金が高いので、コスト意識の高い主婦の利用は大物洗いなど限定的です。洗濯機は自宅にあるためか、あまり利用されないです。

会社員型は、週末や夜間に、洗濯機から乾燥までを利用する傾向があります。入れ替えの手間がなくて楽な、洗濯乾燥機を使う方も多いです。単身赴任と思われる男性には、洗濯だけをして乾燥せずに持ち帰る方も目撃したことがあります。部屋で干すんでしょうね。

さて、これまでのコインランドリー経営のまとめとして、データ分析と考察をしてみました。普段何となく感じていたことが、整理できて納得できたかな、という印象です。

季節変動については、１年だけでは傾向が見えないので少なくても３年くらい経営してから、改めて考察してみようと思います。それまでこのブログが（そもそも店舗も…）続いていたらね…