赤に染まるコインランドリー事件

日課の閉店後の掃除。拭き掃除をしようと洗濯乾燥機を覗きこむと、んっ?ドラム内が明らかに赤い…。これは、事件の匂いがする。
慎重にウエットティッシュで拭き取ると、真っ赤なインクの様な固形物が採取できた。

これは…口紅か?

この色を選ぶとするとホシは若い女性??現場検証を進めていると、床に別の遺留品を発見した。青と黒の同じ物質と思われる微量の固形物。うん、これで口紅の線はない、こいつはクレヨンだ!!

ホシは、クレヨンと一緒に洗濯物を洗ってしまった模様。さながら子供が園服のポケットにクレヨンを入れたままなのに気づかなかったのだろう。でも、この現場の状態から推測するとホシも無事では済んでいないはず。ホシの服もかなりの返り血…じゃなかった返りクレヨンを浴びているに違いない

ホシの特定の前に、まず第一にやるべき事がある。洗濯機を元の綺麗な状態に戻さなければならない。厄介なことにクレヨンはドラムに角の入り込んでいて拭き掃除だけでは落とせそうにない。尖った棒で掻き出してみたが、狭い隙間には効果なかった。

これは開業してから初めての事態。うーん、どうしよう…
その時、悩む僕の頭の中に、掃除の神が降臨してきた。

あっ、あれがあった!!!
以前ホームセンターで衝動買いした圧力蒸気清掃機(アイリスオオヤマ製)

アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ ホワイト STM-304N-W


結局2、3回使っただけで、飽きてしまい(!?)倉庫入り…。妻から「また、無駄なもの買って!」とひどくなじられていたのだ。

オオヤマ君、遂に出番だぞ!
永い眠りから目覚めたオオヤマ君はブランクを感じさせぬ素晴らしい働きを見せる。重曹水を吹きかけた後、そこに高温高圧の蒸気を当てて、クレヨンの残骸を吹き飛ばしてく。蒸気がモクモクしておもしろーい♪
3分も経たずに、ドラム内は元通りにピカピカになった。オオヤマ君はこういう時の為にやっぱり我が家に必要だったんだよ!と妻にはドヤ顏で言ってやりたい。

汚れを完全に洗い流す為、洗濯コースをから回ししてから、キレイな布で拭き掃除した。大丈夫、もういくら拭いてもクレヨンはつかない。床に落ちていた黒と青のクレヨンもしっかりと重曹水で拭き掃除をした。
なんやかんやで結局、いつもの2倍以上の掃除時間が掛かってしまった。でも現状復帰ができて良かった。

その後、監視カメラを確認したが、汚れた状態の洗濯機を使ってしまった二次被害者はいなかったので、こちらもひと安心。良かった、良かった。ホシの扱いをどうしようかと考えたが、悪意がある訳ではないし、今回は店からこれ以上のアクションはしない事にした。

店内掲示に「万が一、機器や床などを汚してしまった場合には、コールセンターまでお知らせください」と明記しようか?でも一方で、「機械を故障させた場合には、修理費用を請求することもあります」って掲示もあるしなぁ…。弁償させるぞなんて言われたら普通、連絡に躊躇するよね。ただ、実際に弁償まで至る事は滅多にないんだし、ひとこと連絡してほしいな、と良心に期待したいところ。

ショッピングセンターとかのフードコートで食事した時、食べ物こぼして机を汚したら、次の人の為に机を拭くでしょ?それと同じこと。

ひとまずお客さんのモラルに期待しつつ、毎日掃除をしっかりして、経過を見守っていこう!
コインランドリー経営、色々あります。
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