1万人規模のコインランドリー利用状況調査だと!?国際コインランドリーEXPO 2018(2)

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期待していた「アメリカのコインランドリー市場」のセミナーが終わり、次はどんな面白い情報が手に入るのかと、わくわくしながら国際コインランドリーEXPOの会場をぐるぐると徘徊します。

せっかくの機会だからいろんな人の話が聞きたいんだ!と貪欲にすべての枠のセミナーを受講してみました。参加できた予約が不要な「出展者セミナー」(スポンサー枠)をレポートします。



安心して開業できるコインランドリーシステム(東海機材)

東海地方を中心に自社ブランド「マーブルキャンディ」というランドリーを展開している東海機材さん。ただこの「マーブルキャンディ」ブランドに関係なく独自の店舗作りもサポートでき、この20年で100店舗ほどのコインランドリー出店をサポートした実績がありますよ、とフランチャイズではない点を強調されてました。

その東海機材さんがセミナーの中で、回答者1万人(10,973人)という規模で独自に行ったWeb調査の結果を共有してくれました。面白いので紹介します。

お客さんがコインランドリーの求めているもの(複数選択)

回答者の3人に1人以上が選んだ1位は、「Webで空き状況がわかる」でした。重い洗濯モノをもっていったら、機械がいっぱいで使えなかった!という残念な状況が避けられますからね。スマホからアクセスできる稼働状況確認サービスは、今後のランドリー経営には必須だと思います。

2位の「清潔感」はこのブログでも繰り返し主張している毎日のお掃除の徹底ですね。洗濯モノをキレイにするために来店するのに、そのコインランドリーが汚れていたら本末転倒ですから。3位以降を見てもニーズにあう機械を揃えて、店内を日々清潔に明るくしておく、という基本の大切さが分かります。

一方で回答者1万人(10,973人)のアンケートで「たたみサービス」を望む声が0件というのは少々意外でした。アンケートの取り方の要因に加え、まだサービスそのものの認知度が低く、他人に洗濯モノを触られる抵抗感の方が強いのかもしれません。現時点では、その価値が正しく伝わってないんでしょうね。

「安心して開業できる」の根拠

さて、講演のテーマになっている「安心して開業できる」については、これまでの出店経験に基づく精密な売上シミュレーションツールや、コールセンター等の運営サポートオプション、SNSを活用してのマーケティングノウハウがあるそうです。

今回、それらに加えて意欲的な提案がありました。なんと「コインランドリー経営黒字保証プラン

開業3年で売上が損益分岐点を越えなければ、東海機材が残価を買い取る、または事業を引き受けます、という黒字化へのコミットメントです。

当然ながら、すべての店舗ではなく、立地や運営等で一定条件を満たす必要があるそうですが、開業を迷っていて踏ん切りが付かない人の背中を押すには有効な手段かもしれないですね。相談して「この立地じゃ黒字保証はできません」と言われたら、開業を止めればいいんですから。少なくても機械だけ売り込もうという会社よりは信頼できるかな、と。

ただ「開業3年で売上が損益分岐点を超える」の条件が累積売上に対してなのか、単月なのか、過去12カ月平均なのかはポイントになりそうですね。単月だけなら梅雨や秋雨時期に、瞬間最大風速的に、達成できちゃうでしょうし。

詳しくは東海機材さんの運営するコインランドリー経営ナビで確認くださいませ。ちなみに、私と東海機材さんは知り合いでもないし、何の利害関係もありませんので、あくまでも自己責任で(笑)



性別・年代別コインランドリー利用状況

もうひとつ興味深いアンケート結果の共有です。性別・年代別のコインランドリーの利用状況です。

①~④の利用状況のカテゴリの中で、最も高い数字を、低い数字をにしました。この結果から僕なりの推測を挙げてみます(推測はカッコで囲まれた部分)

  • (実家で暮らしていた)男性20代は6割近くがコインランドリーの利用経験がないが、30代になると(一人暮らしの家事を効率化するために)利用頻度が上がっていく。40代になると(結婚し家庭で洗濯する様になり)利用しなくなる。
  • (高度経済成長期を生きてきた)現在の60代は男女とも、(若い頃から自宅に洗濯機があるので)これまでコインランドリーを利用したことがない人が多い。
  • コインランドリーの利用率は2割3割は現在は利用していない。残りの5割はそもそも利用経験がない

こういうアンケートの注意点としては、各カテゴリの人数にばらつきがあるので、人数が少ないカテゴリでは、少人数の回答が結果に大きな影響を与えてしまうこと。今回も人数ではなく割合しか示されていないので、その偏り程度は分かりません。

しかしこの調査は回答者が1万人もいる大規模なものなので、母集団を日本の人口1億2000万人としても、信頼度95%で許容誤差±1%の精度です。現在の日本人のコインランドリー利用状況を的確に捉えている、と言ってよいと思います。

参考:滋賀大学:サンプルサイズ表(標本の大きさ



コインランドリー開業のハードルは下がるか?

僕は、これまで数多くのコインランドリー関連のセミナーを受講したり独自に調査してきたので、自称コインランドリーマニアになりつつあります(笑)

そんな自称マニアの視点からも、東海機材さんのセミナーは色々得るものが多い有意義な時間でした。

例えば元々、クリーニング店の機械設置などを長年やってきた経験を活かして、全自動洗濯乾燥機に、ミンク加工や消臭加工などの特殊加工コースを設定する工夫が紹介されていました。一般的な全自動洗濯乾燥機には、少量コース、標準コースの2つがありますが、その片方を潔く潰して「特殊加工コース」にしてしまい客単価を上げちゃうという思い切ったアプローチです。

導入する店舗の商圏のニーズをよく分析する必要はあると思いますが、消臭加工はニーズも高いと思うので、競合店との差別化にはなりそうですね。

東海地方でコインランドリー出店を検討されている方は、相談されてみてもいいのではないでしょうか?

正直に言えば、「マーブルキャンディ」の店舗デザインは、僕に取っては、派手すぎて好みじゃないけど、インパクトとしてはアリかな、と。まぁ、フランチャイズではないので店舗デザインは、オーナーが自由に選べるそうなので。

繰り返しますが、私と東海機材さんとは何の関係もありません(笑)

コインランドリー業界のこれからを大胆予測!国際コインランドリーEXPO 2018(3)
2000名の消費者と、173名のコインランドリーオーナーへのアンケート結果から導かれたコインランドリー業界の未来予測です。 さまざまな数字を通じて、日本の将来の姿が見えてきます。

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コメント

  1. マイケル より:

    laundromatさん、こんにちは

    マニアと言うより、コインランドリーの教授ですよ。敬意を込めてプロフェッサーC
    と呼ばさせて頂きます。(笑)

    大手チェーンの代表の書いた本より、プロフェッサーCさんのブログの方が何倍もコインランドリーを経営してみたい人には役に立つと思います。
    ブログを整理されて出版されたら売れますよ!近い将来EXPOでセミナーをしてるプロフェッサーCの姿が目に浮かびます。
    その時は一番前で聞かせてもらいます。

    • マイケルさん、いつも前向きなコメントをありがとうございます。励みになります。
      さすがにプロフェッサーCは、名前負けしそうです(笑)
      もう少しデータが貯まってきたら本にするのは面白いかもしれないですねー。
      コツコツ、ボチボチやっていきます!

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