第4回国際コインランドリーExpo 2019 2日目に行ってきました!
9/18(水)- 9/20(金)の平日3日間に東京ビックサイトで開催された、第4回国際コインランドリーExpo(公式ページ)
本当であれば20日(金)のメルカリやファミマランドリーのセッションに参加したかったのですが、どうしても外せない会議が入ってしまったので、調整の結果2日目の19日(木)になりました。
ただ、セミナーの事前調査や準備は万端です。
実はもっともコインランドリーに関するセッションが多い日が19日だったので不満はありませんよ。では早速参加したセミナーのご報告をしていきます!
会場をひとまわりして気が付いたこと
当日の天気は晴れ!Expoが開始する10時前には会場に到着しました。隣のブースでは「セブンイレブンの新製品発表会」が開かれていました。個人的にはそちらも気になったけど、そもそも関係者以外は入れないとの事だったので、指をくわえながら見てるしかありませんでしたけど。
さて、10時の開場と同時にExpoに足を踏み入れます。まず全体像を把握しようと会場をぐるっと一周して、気が付いたことがあります。それは…
去年よりもフランチャイズチェーンのブースが少ない!!
去年までは派手なフランチャイズチェーンのブースがひしめきあっていて、パンフレットを配るコンパニオンまでいたのに、今年はかなり大人しい雰囲気です。これはもしかしたらもしかして、昨年まで盛り上がってきた「コインランドリー投資ブーム」に変調の兆しでしょうか。
セミナー報告
ランドリー業界の枠組みを超えた新たな付加価値のソリューション提供
洗濯機製造メーカーであるアクア株式会社さんのセッションです。「自称」市場シェア75%で業界No.1!
なぜ自称を強調するかというとライバルのTOSEIさんは業務用洗濯乾燥機シェア40%で「業界シェアNo.1」と主張しているから。他にもエレクトや山本製作所、その他の海外メーカーがあるので算数的に2社だけで合計100%を超えてはいけないと思うけど、まぁ集計方法の違いと捉えておきましょう。どちらにしても、両社とも業務用洗濯乾燥機のリーディングカンパニーであることには間違いありませんから。
さて、セミナー自体は話題が散発的だったので、重要なキーワードのみを抜粋します。
- 洗濯機のカラーのバリエーションを増やしていく
- オゾン消毒機能を洗濯乾燥機に追加していく
- QRコード対応をしていくが、現状ではまだ2%くらいしか利用されていない
- 実は旧来のICカードも根強い集客になっている
- ランドリッチの稼働状況が分かる店舗サイトのデザインを、オーナーが自由に変更できる稼働情報APIを提供していく
- まだ5000万人がコインランドリーとは無縁の生活をしている、どうやってユーザーを獲得していくかが鍵になる
- 洗濯機械そのものでは差別化できない。雰囲気や別のサービスと組み合わせて来店理由を増やす、心理的・感情的価値を上乗せするかが肝要
セミナーの後に、アクアの営業さんを捕まえて個別に話を伺ってみました。カラーバリエーションについては、これまではレッド(洗濯乾燥機)、イエロー(乾燥機)、ブルー(洗濯機)だったけど、JIS規格に準ずる様な標準色であれば、個別オーダーできるように準備しているらしいです。カフェ併設店など店全体のデザインをそろえたいニーズも高まっているので、このサービスはオシャレ系店舗には喜ばれるでしょうね。
あと、個人的に気になったのは最近盛り上がりを見せているQRコード決済。コインランドリーオーナーとしては決済業者に3-5%の手数料が取られるので、使われた分だけ減益になってしまうのが頭の痛いところ。10月からの10%になった消費税に対しても、2%分の端数をお客さんに価格転嫁する訳にもいかないので、光熱費含めてコストUp分はすべてオーナー(自分)の持ち出しになっているのが現状。QRコード決済をするための読み取り設備も追加投資しなければいけないことを考えると、QRコード決済の導入タイミングは慎重な見極めが必要かと思いますね。
最後に、ランドリッチの稼働状況確認サイトの画面デザインが変更できるのはとても良いと思う。現在はAQUAから提供されたサイトに飛ばしてお客さんに見てもらうしかないけど、APIが公開されれば店舗サイトに組み込めるし、独自アプリでも表示ができる様になりそうで、期待です。
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